安定した電圧を維持することは、アースが必要なあらゆる産業のアプリケーションにとって極めて重要であり、当社のスレッドローリングファスナー、およびスレッドロッキングファスナーは永年にわたりこのようなアプリケーションのアース性能基準を設定してきました。
2020年、当社はミシガン州ウォーレンにある A2LA 認定独立試験機関 エレメント マテリアル テクノロジー社と契約し、TAPTITE PRO® スレッドローリングファスナー、および POWERLOK® II™ スレッドロッキングファスナーのアース性能を従来のマシンねじと比較して評価しました。試験はSAE Internationalの電気的接地取り付けに関する試験手順(SAE / USCAR-26)の規定に従って実施されました。
この試験では、タッ プタイトPRO® スレッドローリングファスナー20本をタめねじの無いス チール溶接ナットで、POWERLOK® II™ スレッドロッキングファスナー20本とマシンねじ18本(端子2個がセッ トアップ中に損傷したため試験から除外)をめねじ成形後の溶接ナットで性能を比較した。すべてのナットには自動車のアース用途に通常使用されているEコーティングが施されました。
右図に纏めた試験結果より、TAPTITE PRO®スレッドローリングファスナーとPOWERLOK® II™スレッドロッキングファスナーの環境負荷による電圧降下平均値がマシンねじの60%以下であり、またその標準偏差もマシンねじと比較して20%以下であることが明らかになりました。
卓越したアース性能に加えて、これらのファスナーは締結部品と締結工程の削減によって製品のコストと重量を削減するのみならず、削減された部品/工程に必要であった製造・出荷・加工・組み立て等に必要なエネルギーの削減も可能にします。
エレメント社が実施・作成した試験レポートの全文をご覧になりたい場合は以下にアクセスしてください。 taptite.com/groundingreport