TAPTITE® スレッドローリングファスナーは、世界でもっとも大量に生産されている車の組み立ての問題を解決しています。

フォード自動車には解決すべき製造上の問題がありました。それはFシリーズピックアップトラックのシャーシに荷台を取り付けるために、マシンねじで荷台をフローティングナットのねじ穴に固定していたことです。その結果、 フローティングナットとマシンねじの位置がずれていると斜め噛み込みが発生し、時間と新しい材料を使う高価な修理が必要になります。

TAPTITE®スレッドローリングファスナーは、この高価な費用がかかる問題を解決する為に、1990年代半ばにフォード自動車で新しいボックスボルトとして導入されました。TAPTITE®スレッドローリングファスナーはねじ込みプロセスにおいて自らめねじを成形するように設計されているので、斜め噛み込みの発生リスクを完全に除去します。このTAPTITE®スレッドローリングテクノロジーを活用することのさらなる利点は、タッピング工程を完全に排除することで実現されるコスト削減です。

Taptite F150 ボックスボルト

このTAPTITE®ボックスボルトは、高張力鋼板でできた荷台床面の波形設計に適合するように、ヘッド部は極めて薄く設計されています。

取り付け時の塗装損傷を最小限に抑える端の丸い特殊なワッシャーも組み込まれ、TORX PLUS®リセスによりトルク伝達性能が向上しています。また、コーン形状のねじ先部により、フローティングナットをより簡単に見つけることができます。

TAPTITE®ボックスボルトは、TAPTITE®スレッドローリングファスナーの問題解決とコスト削減のメリットを中心とした、非常に高度な締結ソリューションを提供します。

フォード自動車は、このアプリケーションを広告キャンペーンでも使用しており、このエンジニアリングソリューションが世界最量販モデルであるF-150を手頃な価格で生産する上で果たした役割を強調しています。

TORX PLUS® は Acument Global Technologies の登録商標です。

Taptite フォード F150 の広告