注記: REMFORM® F ファスナー は旧製品です。現在は REMFORM II® F™ ファスナーに置き換えられました。
REMFORM® ‘F’ ファスナーは樹脂用の REMFORM®ファスナーの姉妹製品で、主にマグネシウム製アプリケーション用に設計されました。
REMFORM® ‘F’ スレッドフォーミングファスナーのユニークなねじ山形状
REMFORM®‘F’ ファスナーの左右非対称のねじ山形状を構成する挟角の圧力側フランクは、引張荷重の負荷あるいはトルクに誘発された引き抜き力に耐えるように設計されています。
ファスナーが締め付けられる時、ほぼすべての負荷はおねじの圧力側フランクとそれに接するめねじのフランクとの間にかかるので、圧力側フランクは座面方向への引っ張りに耐えなければなりません。
相手材にめねじを成形する上でもっとも大きい影響を与える遊び側フランクは、その放射形状が効率的な材料の体積移動と流れを促します。
REMFORM® ‘F’ スレッドフォーミングファスナーを使用するメリット
REMFORM®‘F’ ファスナーのねじ山の狭い山の頂は、めねじ成形中のマグネシウムの干渉を最小に抑えます。REMFORM®‘F’ ファスナーは、REMFORM® ファスナーよりもピッチが狭くなっています。この狭いピッチによって、はめあい長さが同じでもより多くのねじ山が噛み合います。したがって、指定の締結強度に達するために必要なはめあい長さが短くてすむので、下穴の深さをより柔軟に設定することができます。
図 2 は、複数のサイクルを使用した場合でも、REMFORM®‘F’ ファスナーがマグネシウムに均一なめねじをきれいに成形することを示しています。
図 3は、REMFORM®‘F’ ファスナーの最初のめねじ成形と5サイクルの脱着試験時に発生したマグネシウムパウダーを回収するために相手材の下に置かれたの黒い紙で、この黒い紙の上にマグネシウムのかすや粉がありません。
このように、REMFORM®‘F’ スレッドフォーミングファスナーはマグネシゥム製相手材に強固で均一なめねじを成形し、複数回の脱着を繰り返してもめねじにダメージを与えないことを示しています。