EXTRUDE-TITE® ファスナーは旧製品で、現在そのほとんどが FASTITE 2000® ファスナーに置き換えられました。

EXTRUDE-TITE® スレッドローリングファスナーは、真円軸断面形状の標準シートメタルファスナーを薄いシートメタルに使用した場合に発生する「めねじせん断」や「空転によるすべり」といった締め付けの問題を解決するために設計されました。
- シートメタルアプリケーションでのトルク性能の向上
- ねじ込みスタート時の低い推力
- 下穴への優れた直進性
- 締結に TRILOBULAR® テクノロジーを採用
- おねじとめねじの金属同士の密着による優れたアース性能
- より薄い相手材での組立てが可能になり、部品コストが低減
- 「めねじ剪断」「空転によるすべり」「締付け時の傾き」などによる組立てラインでの修理作業の低減または排除可能
- タッピングステーション等の組み立て設備の削減
- タップ作業で発生する切粉、切削液などのクリーニングが不要
- 部品点数減少による組み立ての簡素化
- 耐振動ゆるみ性能の指標となる初回のプリベリングオフトルクは、他のシートメタル用ファスナーと比較してEXTRUDE-TITE®ファスナーは高い値を示します。
- 押出成形穴での性能は、ドリル穴での性能よりもやや高くなります。
- EXTRUDE-TITE® ファスナーはねじ込み時に相手材を軸方向の前後に押し出すことで板厚を厚くするので、他のシートメタル用ファスナーに比べて 2 倍以上の噛み合わせ力を実現します。
- EXTRUDE-TITE®ファスナーは、他のシートメタルファスナーに比べて、ねじ込み対破壊トルク比が極めて高く安定しているので、締付けトルク設定可能範囲を広くとることが可能です。
- EXTRUDE-TITE® ファスナーは、アプリケーションの要件に応じてさまざまなサイズの下穴で使用でき、しかも満足な締結性能を得られることが試験によって確認されています。
- EXTRUDE-TITE®ファスナーは、座面にセレーションを設定することで究極の耐振動ゆるみ性能と耐空転性能を実現します。
- より厚みのある相手材でも、位置決め用スレッドローリングファスナーとして使用できます。
- 全とがり先形状のねじ先は、布・ビニールなどの素材を貫通します。