PUSHTITE® II™ ファスナーは、簡単な圧入作業で締結が完了するため、組み立て時間を短縮することができます。

そして、PUSHTITE® II™ ファスナーのらせん状のロック溝が、必要に応じた取り外しと再取り付けを容易にし、優れた保守性を確保しています。

らせん状のロック溝と、TRILOBULAR® 形状の軸断面設計の組み合わせによって、圧入時に圧縮される空気の逃げ道を確保しているので、ボスに加わる圧力は最小限に抑えられます。 PUSHTITE® II™ ファスナーの 70°-10° の準鋸歯形状のねじ山ロック溝とTRILOBULAR® のめねじ成形により、容易な圧入と極めて高い引き抜き抵抗力が確実に得られます。 一部の樹脂では、引き抜き強度が一定時間後に上昇します。

PUSHTITE® II™ ファスナーは、軸方向への圧力を使用して取り付けられるため、ねじ込みトルクや締付けトルク等トルクに関連するすべての問題が発生しません。 PUSHTITE® II™ TRILOBULAR® スレッドフォーミングファスナーは、推奨サイズの下穴に垂直に 1 回圧入するだけです。手作業または超音波組み立て装置で締結することができ、ドライバーで取り付けるねじよりも短時間で作業が完了します。

PUSHTITE® II™ ファスナーは通常、取り外し、調整、最終締結のために、頭に指定の駆動部のある状態で供給されます。 調整や取り外しが不要の場合は、駆動部のない状態で供給することも可能です。PUSHTITE® II™ ファスナーはスレッドフォーミングファスナーの標準サイズの下穴に使用できるため、ほとんどの場合に下穴径・通し穴径を変更する必要はありません。