TAPTITE 2000®CA ファスナーは、通し穴と下穴がずれている場合に使用するとがり先形状のねじ先部をもっています。このCAタイプのねじ先は、すばやく穴を見つけたい場合や、フローティングナット、またはアクセスが困難なアプリケーションにも適しています。
CAタイプの ねじ先は、先端が鋭くとがった「全とがり先」、または先端がやや丸まった「とがり先」の二種類の設定があります。全とがり先の鋭利なねじ先がワイヤー、部品、組み立て品、作業員等にとって危険となる可能性がある場合には、とがり先タイプが選択されています。
TAPTITE 2000®CA ファスナーの熱処理は、アルミ等非鉄金属性相手材に使用する場合は CORFLEX®-N (調質) を、スティール製相手材で呼び径がM5又はそれ以下のサイズのファスナーには浸炭を、スティール製相手材で呼び径がM6又はそれ以上のサイズの構造締結用ファスナーには高周波焼き入れを含む CORFLEX®-Iを推奨しています。