問題

クローゼットドアは、作業者による現場での組み立てと調整が必要なユニバーサルブラケットシステムを使用して設計されていました。

施工は各案件によって異なるため、多くの施工条件に対応するように、ブラケットには多数のねじ穴をあける設計になっていました。しかし、製造工程で全ての下穴にタップ加工を行うと、ブラケットが非常に高価になります。

また、従来のマシンねじでは斜め噛みこみの問題が生じ、ブラケットの交換と追加の施工時間によりコストが増加していました。

解決策

マシンねじの代わりにTAPTITE® スレッドローリングファスナーを使用することで、現場における施工の柔軟性が実現しました。作業者は、施工条件に合わせてユニバーサルブラケットの適切な下穴を選び、TAPTITE® ファスナーを下穴に直接ねじ込むことにより簡単に施工を完了させることができるようになりました。

お客様のメリット

クローゼットドアを吊り下げるブラケットのすべての下穴にタップ加工を施す必要がなくなったことで、部品のコストが大幅に削減されました。 TAPTITE® ファスナーは、自らのおねじでめねじを成形するため斜め噛みこみもなくなり、施工プロセス全体がはるかに効率的になりました。