自動車のアッセンブリーコストを下げることに加えて、TAPTITEPRO®ファスナーは”Green”、そうです、「グリーン」です! この文脈での「グリーン」は、温室効果ガスの排出を削減することによって「環境にやさしい」と定義されています。 TAPTITEPRO® ファスナーは、エネルギー削減と資源保護に有意義な貢献をすることができるため、環境にやさしいファスナーです。
ほとんどの自動車、トラック、バス、またはその他の車両は、その動力源が内燃機関であろうと電動であろうと、ファスナーで結合されたスティール、アルミニウム、およびプラスチックの部品で構成されています。 これらの車両を推進させるために必要なエンジン出力は、車両の総重量と期待される性能の関数で決まります。 軽量化された車両は、必要な電力、燃料、および大気中に放出される有害なCO2排出量が少なく、さらに原材料の少ない車両を生産できれば、それらの資源も節約できます。
それではTAPTITE PRO® スレッドローリングファスナーはどのように燃料と原材料を節約するのでしょうか? TAPTITE PRO® ファスナーは、ドリル穴・パンチ穴・鋳抜き穴のいずれであっても、めねじの無い下穴に自らのねじ山でめねじ成形し、その結果以下のような利点を提供します。
- タップ加工不要 - タッピングステーションと工具に資本を投資する必要はなく、 工場のスペースも電力も少なくて済みます。
- 切粉の発生無し - 切削タップ加工でめねじを成形すると金属の破片、いわゆる切粉が発生します。これらは収集して環境に負荷を与えないように廃棄する必要があります。
- タップ加工に必要な潤滑剤と洗浄液が不要 - もう1つのコスト削減と廃棄物 処理問題が解消されます。
- 多くのアプリケーションでナット不要 - TAPTITE PRO® スレッドローリングファ スナーは通常相手材に直接ねじ込まれるので従来のナットが不要となります。 その結果ナットのコストと重量が削減されます。排気系部品のフレームへの固定やEVバッテリーボックスの締結は、原材料を節約し重量とコストを削減する典型的なアプリケーションです。
- 接着剤やナイロングリップ剤不要 - TAPTITE PRO®ファスナーのパテントで 保護されたねじ山形状が本質的に振動による緩みを抑制するので緩み防止用材料が不要となり、外注とそれに関連する時間とコストを排除します。
- めねじせん断の抑制 - TAPTITE PRO®ファスナーは、多額の修理費用と生産遅延の原因となるめねじせん断が発生する前に破断します。
- 斜め噛み込み無し - TAPTITE PRO®ファスナーは締結時に斜め噛み込みが発生しないので、リタップ・修理・組立ラインのダウンタイムがなくなります。
- 軽量化 - TAPTITEPRO®ファスナーを使用すると、相手材がスティールの場合でもアルミニウムの場合でも、組立て部品の重量を減らすことができます。これにより、エンジン出力要件と関連する有害排出物が削減されます。
これらすべての利点に、年間数千万台の車両が生産されることを考慮すると、TAPTITE PRO®ファスナーは環境保護と天然資源保全に大きく貢献している、と言えます。通常、内燃機関・電動車両は平均2500個のファスナーを使用しており、そのうちのかなりの割合がTAPTITE PRO®スレッドローリングファスナーです。上記で概説した利点は、 CO2発生量の抑制・天然資源の節約・産業廃棄物の削減を地球規模で測定した場合に非常に重要になります。 ここで証明されているように、TAPTITE PRO®ファスナーは二酸化炭素排出量の削減に役立ち、真に「グリーン」な製品と言えます。 あなたの次の設計プロジェクトでTAPTITE PRO®ファスナーを採用することは 、地球規模での環境保護に大きく貢献することに役立ちます。